今さらですが住宅とは何でしょう?
住宅という言葉を辞典などで調べると「人が住むための家」、「住居」などとあります。
まさにその通りですが、最近では単に住むだけではなく、娯楽や趣味に活かせるスペースを備えた住宅を考える人が増えてきました。
不動産会社に勤務しているシュンペーです。
お客様を相手にしていつも思うのが、納得いただける説明ができているだろうかという点です。
頭で思ったことを正確に伝える練習の一環として、ブログを始めました。
不動産屋の説明がわかりにくいと感じる方のため、痒いところに手が届くようなブログにできればいいなと思っています。
資格 ~ 不動産コンサルティング、宅地建物取引士、2級建築士、賃貸不動産経営管理士など。
住宅に寄せられる期待は雨風をしのぐ以外に、住まう人の生活スタイルをより良く反映させる点にも重点が置かれ選ばれるようになったと言えます。
住宅を購入したり新築するのは、よほど大金持ちでない限り、一生のうちで一度あるかないかという大事業ですよね。
後悔することのないよう、失敗せずに理想の住宅を手に入れたいと思うのは、誰しもの願いであり夢なのです。
このページは、失敗しない住宅選びのための参考になればと思い、書き進めてみました。
- 注文住宅の良い点・悪い点
- 建売住宅の良い点・悪い点
注文住宅と建売住宅の違い
住宅を取得するのには、大まかに二通りの方法があります。
ひとつは「注文住宅」の新築、もうひとつは「建売住宅」を購入するケースです。
それぞれの特徴をよく把握したうえで、住宅選びを検討しましょう。
注文住宅のメリット

注文住宅のメリットは、自分たちの希望を多く取り入れることができる点です。
屋根の形、外壁の色、LDKの広さや位置、システムキッチンのような設備などの選択というふうに、思い描いている理想の住宅に限りなく近づけることが可能だということです。
多くの点で自分の考えを反映できる
たとえば外観は落ち着きのある和風建築にするのか、それとも瀟洒な洋風建築にするのかとか、キッチンを対面式にするかアイランド型にするのかといったようなことを自由に決めることができます。
他にも、リビングは吹き抜けにするとか、ベランダを何箇所設けるかなど、細部にわたって希望を取り入れることも可能です。
希望する予算内で建築することができる
建築資材や住宅設備を自分で選択し、こだわりたい箇所にはお金をかけ、そうでないところは費用をおさえるというふうに、思うように予算の配分ができます。
出来上がっていく過程をチェックできる
建築途中の現場へ足を運び、建物の完成していくプロセスを楽しみながらチェックすることもできます。
また設計段階では気がつかなかったことでも、工事途中であれば変更することも可能な場合があります。
せっかくお家を建てるのですから思いついたことは遠慮なく、現場管理者などに相談してみるといいですね。
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注文住宅のデメリット

注文住宅は一から建築計画を立てていくので、間取りプランはもちろん、使用する材料や設備など、細部まで入念に打ち合わせて決定していきます。
なので、計画をスタートさせてから最終的に建物が完成するまで、どうしてもそれなりの期間を要しますし、想定した予算額も膨らみがちです。
建築費が高くなりがち
あなたに建築についての知識があり、設計図面も描けるのであれば別ですが、注文住宅を建てるとなると建築計画を専門家に依頼することになります。
依頼先は設計士やハウスメーカー、工務店などになるわけですが、その中には設計図書の作成依頼も含まれるので、建築費以外に「設計料」という費用が生じてきます。
建売住宅の場合だと規格として決まったものがあるので、別途設計料を請求されることはないですね。
仮に、メーカーや工務店が「うちは設計費はいただきません」といったとしても、実際には請負金額の中に設計料が組み込まれているのが本当のところです。
費用面ではほかにも、キッチンやバストイレなどの設備器具を自由に選ぶことができるぶん、こだわるあまりついつい予算オーバーして、総建築費が当初の予定より高くなってしまうのもよくある話です。
妥協できるところは妥協して、予算に見合った建築計画を立てるようにしましょう。
入居までの時間が長い
満足する住宅を建てようと思えば、構造体に使用する材料選びから始まり、屋根材や壁材、内装材などを検討し、設備関係についてもこだわればキリがありません。
室内装飾においてもカーテンや照明器具、ドアなどの建具関係選びと、考えることは山ほどあります。
まあそれが、注文住宅を建てるときの楽しみでもあるのですが、打ち合わせにはどうしても時間を費やすようになるのですね。
そして、何もないところから始める以上、建物が出来上がるまでにはそれなりの長い期間が必要になります。
入居するまでには相当期間がかかると思われますので、余裕をもった計画を立てることをお勧めします。
住宅完成後のイメージをつかみにくい
建売住宅のような完成している住宅を購入するのとは違い、はじめのうちは図面プランなどを参考に完成後の姿を想像でとらえることになります。
これは建物だけに限らず、敷地と建物の配置関係についても言えることです。
土地と建物が一体となったものが住宅ですから、そのあたりも重要なポイントになってきますが、一般人が完成後の姿を想像するのは、なかなか難しいところです。
理想の住宅のための土地の重要性

住宅を建築する際に、すでに土地を所有しているのなら別ですが、そうでなければ土地探しから始める場合もあるでしょう。
家を建てるのと同様、いやそれ以上に重要とも言えるのがこの土地選びです。
建売住宅であれば、建築基準法上問題のない土地に建てた住宅を販売していますが、一般の方で、たまにとんでもない土地を購入してしまうケースがあります。
とんでもない土地というのは建築基準法や法令上の制限など、いわゆる法の条件を満たしていないために建築できない土地や、欠陥のある土地のことを指します。
これは不動産業者など専門家が仲介する取引では滅多に起こりませんが、個人同士で行う土地取引の場合にみられることがあります。
土地については別のページで触れていますので詳しい説明は省きますが、簡単に言うと土地には住宅を建築できる土地と、そうでない土地があります。
建築できる土地においても、都市計画法ですとか建築基準法といった法の定めをクリアする住宅でないと建築することはできません。
僕は今までに、予定していた床面積の住宅を建てることができず、仕方なく部屋数を減らして建てた人や、三階建てを予定していたのに2階建てしか建築許可が下りなかったというような例を知っています。
なので、あなたが理想とする住宅の建物プランを持っているなら、土地選びはよくよく慎重になることをお勧めします。
契約にかかる手間がちょっと面倒
注文住宅で土地探しから始めるときは、まず土地契約をした後に建物プランを練って、その後請負契約を結ぶことになるケースがほとんどだと思います。
なので、「土地契約」と「建物の請負契約」とを別々に2回行うことになります。
これに比べ建売住宅の購入ですと、土地・建物の一括契約になるので1度で済みます。
よって注文住宅のほうが少し手間がかかることになり、費用的にも建売より負担が多くなります。
注文住宅をお考えの方は、下のページも参考にしてください。
マイホームの新築は、ほとんどの方が建設業者へ依頼をすると思いますが、ひと口に建設業者と言っても様々なタイプがあります。 大手のハウスメーカーもあれば、地元に根付いた工務店もありますし、 鉄骨構造主体の建築業者があれば、木 …
建売住宅のメリット

すでに建物が出来上がっているか、ほとんど完成しているので、住宅の状態を直接確認することができるため、生活イメージをつかみやすいのが建売住宅です。
建物や入居後のイメージをつかみやすい
注文建築はある程度建物が形になるまで、完成後の形状やそこで生活するイメージがわきにくいですが、建売住宅の場合はそれらをつかみやすいです。
ですので、入居時に必要な備品(家具や調度類、カーテン等)を早くから決めて、準備することも可能になってきます。
購入から入居までがスピーディに行える
土地・建物セットでの住宅価格が設定されているので、予算的なものがつかみやすく、銀行借り入れの場合でも返済計画を立てやすいです。
金融機関の審査にパスすれば、あとは住宅の受け渡し時期も決まってくるので、引っ越しなどの諸手続きもスムースに運ぶことができます。
入居したい時期が決まっていたり、引っ越しを急ぐ人に向いていますね。
時間や手間を削減できる
建売住宅では販売価格が明示され、間取りや設備・仕様もあらかじめ決まっているので、人によっては面倒に思う設計などの打ち合わせに時間を取られることがありません。
また、土地・建物セットでの売買であれば、契約手続きや登記手続きといったものも簡潔に行うことができます。
建売住宅のデメリット

建売住宅ではメーカーの規格基準が定められているので、建物が異なっても外観や間取りに大きな違いが見られない点が特徴です。
デメリットというほどではないにしろ、注文住宅のように個性を強調した建物を期待するのは難しいかもしれませんね。
住宅のオリジナリティには欠ける
あらかじめ幅広い購入層を意識して設計やデザインされているので、万人に受け入れられやすい反面、注文住宅のような個性を強調できる建物にはならないですね。
いくつかに区画割りされて売りに出された現場などでは、どの住宅の外観も似たりよったりのものを多く見受けます。
建築材料や施工方法のチェックが難しい
これは仕方ないことですが、注文住宅と違い、建売の場合はすでに完成している場合がほとんどですので、建築過程のプロセスなどを細かにチェックすることはできません。
将来的に増築や改築をしようとする際には、それが可能かどうかを図面のみで判断することになります。
ですが、施工がよほど複雑でない限り不可能なケースはほとんどないと思いますので、あまり気にすることはないでしょう。
まとめ

いかがでしょう。注文住宅と建売住宅を比較した場合の違いについて、大まかにでも大体の感じはつかんでもらえたでしょうか。
注文と建売とでそれぞれメリット・デメリットがありますが、どちらを選択するにせよ、大事なのはその住宅が日々のやすらぎの場となり、生活に潤いを与えてくれる空間になる条件を満たしていることです。
自分と家族の憩いのスペースになる住宅選びは、注文住宅にせよ建売住宅にせよ、腰を据えてじっくりと検討したいものです。







