マイホームの新築は、ほとんどの方が建設業者へ依頼をすると思いますが、ひと口に建設業者と言っても様々なタイプがあります。
大手のハウスメーカーもあれば、地元に根付いた工務店もありますし、
鉄骨構造主体の建築業者があれば、木造在来工法を得意とする業者や、コンクリート住宅のみに特化した建設会社など様々です。
注文住宅を建てて後悔しないためには、自分や家族にとって、どういう種類の住宅が合っているのかよく話し合うのが大切ですね。
不動産会社に勤務しているシュンペーです。
お客様を相手にしていつも思うのが、納得いただける説明ができているだろうかという点です。
頭で思ったことを正確に伝える練習の一環として、ブログを始めました。
不動産屋の説明がわかりにくいと感じる方のため、痒いところに手が届くようなブログにできればいいなと思っています。
資格 ~ 不動産コンサルティング、宅地建物取引士、2級建築士、賃貸不動産経営管理士など。
長く住んでいくお家ですから、タイプやデザインは住宅選びの重要なポイントになってきます。
自分たちが理想とする住宅のイメージをある程度固めてから、それを実現するのに最も適している建設会社の選択に入りましょう。
ここでは、住宅の建築工法の種類や、構造により異なる特徴を解説しています。
- 住宅の建築工法の種類と特徴
- 建築工法ごとのメリット・デメリット
- 建設会社の情報集めの方法など
木造軸組工法は日本のお家芸
木造軸組工法(在来工法)で建てるお家は、日本人に最もなじみのある住宅でしょう。
最近は日本国内においても、輸入住宅などさまざまな工法で住宅が建てられていますが、それでも7、8割がたはこの工法で建築されています。
一般に在来工法は、震災などに弱いと思われがちです。
たしかに昭和56年以前の古い建物や耐震基準を満たしていない建物ですと、それもいえるかもしれませんが、平成以降に建てられた新しい住宅では、地震による被害を心配する声をあまり聞きません。
その理由は耐震面において、阪神大震災をキッカケとして建築基準法が改訂されてから、耐震化を図ることが義務付けられたので、強度的には以前よりはるかに頑丈なつくりになっているからですね。

木造軸組工法の構造は、土台、通し柱、梁 、桁、火打ち、といった部材で骨格を組み、揺れに対する強度を増すため筋交いや金具などで補強します。
割と複雑な施工技術を要するため、職人さんの腕前によっては出来栄えに差が出ることもあります。
なので、今では職人さんの腕に左右されないプレカットと呼ばれる工場でのきざみ(木材加工)が主流となり、現場でそれを組立てるという建て方に変わってきています。
以前のような、建築現場でのトンテンカンテンという金づちや木づちの音を聞くこともほとんどなくなり、大工や棟梁といった言葉も死語になりつつあります。
木造建築の優れた点は、随所に木の温もりを感じることができ、他の工法では味わえない落ち着きのある空間を演出できる点です。
職人の熟練度が仕上がり具合に影響するというデメリットはありますが、メリットとしては外壁や屋根形状など、比較的自由に外観をデザインできることや、将来的な増改築も他の工法に比べると容易に行えるという点があります。
在来工法を扱うハウスメーカーには住友林業、一条工務店、積水ハウス(シャーウッド)、東日本ハウス、タマホームなどがあります。
壁で支えるツーバイフォー工法

木造枠組壁工法(ツーバイフォー)は北米からやってきた工法です。
北米では最も主流の工法で、あちらではほとんどの住宅がこの工法によって建てられています。
生産性や耐震性に優れ、比較的火災や地震などにも強く、とても合理的な工法だと言えるでしょう。
この工法の大きな特徴は、木造軸組工法が柱で建物を支えるのに対し、枠組工法では面で支えるモノコック構造だという点です。軸組に比べると、1.5~2倍程度の耐震性があるといわれています。
ツーバイフォー住宅はお洒落な雰囲気があり、ひと昔前だとちょっと見ただけでツーバイフォーのお家だとわかったものです。
最近は在来工法などでも海外の輸入部材をよく使用するので、前ほど見分けはつかなくなりましたが。

ツーバイフォー工法は、工場でパネル状に組んだものを現場に運び、クレーンで吊り上げて1階に床を張ってから壁を取り付け、次に2階の床を張って壁を取り付け最後に屋根を載せるといった順番で組み上げていきます。
実はこの工法ではあまり職人さんの出番がありません。
なので、在来工法のように職人さんの技量で出来栄えが左右されることがなく、安定した品質の住宅が建ち上がるというメリットがあります。
逆にデメリットとして、建物荷重を支えるのが壁なので、開口部をつくるときには制限されることがあり、在来工法のように増改築が容易に行えないという欠点があります。
設計の段階でじっくりと将来を見据えてから、施工にとりかかる必要がありますね。
ツーバイフォーを扱っているのは、三井ホーム、東急ホーム、ミサワホーム(木質パネル工法)、エスバイエル(木質パネル工法)、エルクホームズなどがあります。
プレハブ工法は安っぽい?

軽量鉄骨造工法はプレハブ住宅と呼ばれることもありますが、プレハブ住宅と聞くと安っぽい建物をイメージしませんか?
これは日本の高度成長時代に、道路やビルなどの建設ラッシュが巻き起こり、建設現場の仮設事務所をプレハブ建物と呼んだ影響かもしれません。
プレハブ工法とは、建築物の一部又は全ての部材をあらかじめ工場で生産・加工し、建築現場で組み立てる建築工法のことです。
これにより、工業製品のような大量生産が可能になるので、とても合理的な工法です。
その証拠に、いざなぎ景気で到来した建設ブームにのっかって、一般住宅向けに取り入れられて以来、今ではハウスメーカー全国シェアのトップの座を争うまでに成長したのが、このプレハブ工法なのです。
軽量鉄骨構造は大まかにいうと、柱、梁などの構造体が厚さ5から6ミリ程度の鋼材で形成され、木造でいうところの筋交いに代わり「ブレース」という部材で耐震などに対する強度を保つように設計されています。
柱などが鋼材であるため地震の際には揺れますが、揺れることにより衝撃をやわらげるので、建物の倒壊しにくい構造だと言えます。

プレハブ工法のメリットは、工場で大量生産することで精度が高く、完成度合いが施工者の技量により左右されないことや、工期が短い点などがあります。
デメリットは、メーカーによる仕様基準があるため、ほぼ決まったスケールで建築することになり、増改築の際に制限される点です。
増改築の面では、先にあげたツーバイフォー工法と同じでリフォームしにくい工法だといえます。
また、注文住宅として設計する場合の難点としてよくあるのが、敷地の形状とのかねあいです。
規格としてスケールが決まっているため、正方形など整形な土地であればあまり問題ないのですが、不整形な土地だと、間取りプランを考える段階で建物が土地からはみ出してしまうということも起こりえます。
この点では木質系の住宅のほうが、プランを考えるうえで自由度があると言えますね。
プレハブ住宅は工事期間が短いことと、場合によっては建築コストを低くおさえられる点から、アパート建設でもよく見かけます。
積水ハウス、セキスイハイム、ダイワハウス、パナホーム、トヨタホームなどが、プレハブ(軽量鉄骨)工法による住宅です。
設計自由度の高い重量鉄骨造工法
重量鉄骨造工法で建てる住宅の魅力は、なんといっても間取りプランを設計する際の自由度の高さにあります。
重量鉄骨造と軽量鉄骨造は、鋼材の厚みで区別され厚さが6ミリを超えるものを重量鉄骨、6ミリ以下が軽量鉄骨造になります。
厚みが増すことで当然ながら強度も増し、頑強な構造体となります。
ラーメン構造といわれる柱や梁などを強固に接合する工法により、木造在来工法や軽量鉄骨工法では荷重を支えるために省くことのできない柱も、重量鉄骨造だとはるかに少なくてすみます。
柱が少なくなるということは、横方向や縦方向のスパンが長くなるということで、邪魔な柱がないことにより、LDKや子供部屋などの空間をより広く設計することが可能になるわけです。

大空間を取り入れることで個性的な居室を演出できますし、なにより思い描いた間取りを創造することができます。
頑強な構造により陸屋根にもできるので、屋上を有効活用することも可能になります。
ただし、重量鉄骨造にも弱点はあります。
ひとつには熱伝導率のよい鋼材が骨格をなすので、断熱性については不利であるという点です。
なので寒冷地や、反対に比較的気温の高い地方において建築する場合には、そのあたりを十分考慮する必要があると思われます。
ふたつめは、頑強なのはいいのですが、どうしても建物自体の重量が重くなることです。
これに対処するには、地盤のしっかりした土地に、強固な基礎を築く必要があり、そのため建築コストが他の工法より割高になってきます。
重量鉄骨造を扱うハウスメーカーとしては、ヘーベルハウス、日本アイビーホームなどがあります。
ただし、工場生産ではないので、一般の工務店や建設会社でも建築を請け負うところがあります。
コスト高でも強くてしなやかRC造

鉄筋とコンクリートそれぞれの良い点を活かし、弱点をおぎない合うことにより、強くてしなやかな建築物を建てる工法が、鉄筋コンクリート造工法(RC造)です。
鉄筋コンクリート造では、おおまかにいって構造が二通りあり、ラーメン構造と壁式構造とに分けられます。
一般的な住宅を建築する場合だと、2つを組み合わせて建てることが多く、壁式ラーメン構造と呼ばれることもあります。
鉄筋コンクリート造の住宅は、堅牢なイメージをもたれる方が多いと思います。
耐震性もそこそこありますが、コンクリート自体が不燃材なので、耐火性能にも優れた面があります。
実際、地震・火災・台風・水害といった災害に強く、耐久性にも優れていて他の工法と比べた場合、最も遮音性が高いというのも大きな特徴ですね。
鉄筋コンクリート造の住宅は、その堅固さゆえ狭い土地でも階数を伸ばして建てたり、広いスペース空間をデザイン可能だったりと、自由度の高い設計ができるという点でも優れています。
ただ、ほとんどの作業が現場で行われるので、天候の影響を受けやすく、季節による気温などにも注意をはらって、コンクリートの品質管理に努める必要があります。
工場でつくられた鉄筋入りの壁を運んできて、現場で組み上げるのならあまり関係ないのですが、現場打ちコンクリートの場合には乾き具合が重要になってくるので、施工する日の気温や湿度のチェックはとても大事になってきます。
そういう点からも、規定どおりしっかり施工されればとても頑強な建物となりますが、鉄筋・型枠・コンクリートの施工精度を出すことは高度な技術を要します。
ですので、施工業者により出来上がりに差が生じるケースが多いみたいですね。
デメリットをいえば、高度な施工技術を要することから、建築工法の中では最もコストの高くつく工法だということです。
大成パルコン、レスコハウス、百年住宅、日本ハウスなどが、鉄筋コンクリート造を扱っています。
まとめ

住宅は種類が違うことで構造が異なり、建築工法も異なります。
失敗しない注文住宅を建てるには、それらの違いについて理解を深め、ご家族の生活スタイルに最も合う住宅は木造なのか鉄骨造なのか、趣味を活かすにはRC造にすべきかなど、じっくり時間をかけて話し合ってください。
注文住宅を新築するためには情報収集が欠かせません。
なかなか時間がとれないという方には、パソコンやスマホから簡単に情報収集できるサイトを利用するのもオススメです。
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